予防歯科
今まで、歯医者へ行くのは「歯が痛くなった時」「むし歯の治療するために」という考え方ではありませんでしたか?
もちろん、治療医療は必要不可欠ですが治療医療のみだけ進んでしまうと、結果的にむし歯や歯周病が増え続けてしまうのが現実なのです。
健康な大人の歯は、全部で28本あります。しかし、歯が悪くなって抜けてしまったり、あるいは抜かざるをえなくなって24本より少なくなってしまうと、身体の健康維持に問題が出てきます。歯が多く残っているほど、将来の医療費が少なくなるというデータもあり、それはつまり、歯が多く残っている人ほど健康で生活習慣病にはなりにくいということを意味しています。
これからは、しっかり予防歯科を行い、いかにむし歯で歯を削らないか、歯周病で歯を抜かないかが大切です。
むし歯や歯周病にならないために日頃から歯医者さんで管理、指導する新しい歯科医療それが予防歯科医療です。
予防を徹底し、痛くなる前に来院していただければ、歯を削らずに済み、神経をとらずに済み、処置も簡単に終わります。そして、治療の費用もかかりません。
痛くなるまで歯医者に行かないというのでは、「予防意識が低い」と言われても仕方がありませんね。北坂歯科・矯正歯科クリニックは歯を治療するだけではなく、治療で終わるのではなく、治療によって健康への意識を高めることをめざしています。
歯の本数と医療費の関係しているのはご存じでしょうか?歯科医療の充実に伴って、口腔内の健康が保たれる(残存歯が多い)と生涯かかる総医療費が少なくなるというデータは多くの研究機関から発表されています。総医療費は約1.5倍!?
残存歯数が0~4本の人は 541,900円/年
残存歯が20本以上の人は 364,600円/年
と言われており、その差は177,300円/年にもなります。
口腔内を健康に保つことは、結果として全身の健康につながるのです。特に歯周病では「糖尿病」や「脳梗塞」や「動脈硬化」から骨粗鬆症などにも関連してきます。
普段のブラッシングでは落ちない歯の汚れや細菌の膜(バイオフィルム)に対して機械を用いて取り除く歯のメンテナンスのことをいいます。セルフケアだけでは磨き残しを完璧に防ぐことは難しいです。また、一度歯に付着したタバコのヤニやステインなどは通常の歯磨きだけでは取り除くことができません。そこで私たち専門家がツルツルにみがきあげることによって汚れが再付着することもふせいでくれます。
歯石は歯垢(プラーク)が石灰化してできた硬い塊で、歯磨きなどの通常のセルフケアでは落とせません。スケーラーという歯科医院専用の器具を使用して、歯の表面はもちろん、よく耳にする歯周ポケット(歯と歯ぐきの隙間)内にある歯垢や歯石を除去します。これが「スケーリング(歯石取り)」です。予防としての目的だけでなく、初期の歯周病(歯肉炎)を改善する治療としても行います。
フッ素と聞くと、何となく小児歯科を思い浮かべる方もいらっしゃるかと思いますが、もちろん大人のむし歯予防にも効果的です。フッ素にはその科学的特性から、「初期むし歯を治す」「歯のエナメル質を強くする」「むし歯菌の活動を抑える」という効果が期待できます。歯科でのフッ素塗布は3ヶ月に1度程度行うのが理想的です。
エアフローとは、歯の表面に水と塩の細かな粒子のウォータースプレーを吹き付けて、PMTCでは落とせなかったこびりつき汚れをしっかり落としていく、本格的な歯のクリーニングのことです。エアフローはジェットクリーニングとも呼ばれ、普段のブラッシングではキレイに洗うことができないブリッジの下やインプラントまわりの汚れなどもスッキリ落とすことができます。